KZ1000Mk.II カワサキ KZ1000Mk.II




私が單車に乘り始めた高校生の頃に憧れ將來必ず乘ってやると心に決めた單車です。これを購入した當時、それはつまり私が大型二輪の&T212E50;許を取得した時ですが、私の單車仲間は大型乘りばかりでハーレーやBuellを始め皆現行車に乘ってました。なので私が數十年前のZを買ふと言ふと「やめとけ」と言はれ、古目のカワサキならニンジャGPz900Rが未だあるし、Mk.IIと似た角形デザインのZRXもあるし、トライアンフの三氣筒なんかもいいのでは……と新車で買へる車種を色々と薦められました。

しかし私にとっては一番乘りたい單車であり、現物在庫が無いのなら他車種にするのも仕方ないが、現物がある限りMk.IIを購入するつもりでした。まぁMk.IIの現物が全く無い事はあり得ないので當初の豫定通り購入しました。北米仕樣なのでKが付くKZ1000Mk.IIになります。サービスマニュアル記載のフレーム番號を照合するとA4になります。

因みに價格や状態の都合でMk.II購入に至らなかった場合の選擇肢として檢討した車種の中に單車仲間が薦めた車種は一臺もありません(笑)。候補に擧がったのはこんな車種です。

カワサキZ750TWIN、GPz1100、750TURBO。他に750SS(H2)も現物がありましたが、維持の手間等を考へるとちょっと…。今でも興味はありますけどね。

もしこの時にMk.IIが無かったら、何れ程度の良いのを探して買っただらうから大型二臺のオーナーになってたかも(^^;

 舊式Zはその年式にも拘はらず人氣車種で欲しいと言ふ人は多いのですが、現行車の感覺で手輕に乘りたいのなら止めた方がいいです。買った後に更に一臺分のカネが掛かると巷間言はれますが、これは決して脅しではなく現實にその通りなのです。購入後に金が掛からない車輛は最初から現行新車並かそれ以上の價格となってる譯で、結局は同じ事です。

私とて現行新車に興味が無い譯ではないですが、かと言ってMk.IIを降りて現行の大型二輪に乘り替へるつもりはありません。と言ふか現行車種にMk.II以上の魅力を感じないのですね。それだけ自分が惚れ込んだ車種なので時間と金が掛かる事を厭ひませんが(いや、掛からないで濟むならそっちの方がいいですよ、勿論)、餘程の金錢的餘裕がある人は別として、じっくりと一生掛けて付き合って行くつもりが無いなら古いZに手を出すのは止めた方が無難でせう。

Z1000Mk.IIは古い單車なので各部が經年劣化してゐたり、劣化せずとも現在の基準から見ると強度や性能が不足する部分が多々あります。その爲、Mk.IIオーナーは社外品やリプロ品によって車體の維持に努めてゐます。特にリプロ品はフレームとエンジン以外は一臺分組めると言はれる程充實してをり、長く乘り續けるなら現行車より良いのかも知れません。

私の車輛は基本的にノーマルですが、それでも各部の強化や使ひ勝手向上の爲に交換した部分が多々あります。以下はそれらの一部分です。


WestCo WCP15L
MRS Z1000Mk.II/Z750FXアンコ抜きシート
エビサワS/S タンデム用グラブバー
ASウオタニ SPII


前ニ戻ル