Montbell・ZERO POINT ウインドストッパーEXP ワンピース Montbell・ZERO POINT ウインドストッパーEXP ワンピース







ジャケットだと冷氣が浸入するのなら冷氣の入る隙間が無いワンピースならバイクでも防寒性能を發揮できるのは鬼神で實證濟。と入手したのがウインドストッパーEXPのワンピース版です。北海道民でもないのにこんな物を買って了ふ時點で既に變態の域に達してます(笑笑笑)。

極地の猛吹雪にすら耐へられる防風・防寒性能はマイナス60度對應の冷凍庫作業着・サンエスST8000を凌駕します。市販品として入手可能な防寒着でこれを凌ぐ性能を持つ物は先づ無いと言へるトップレベルの製品です。バイク通勤用としては明らかにオーバースペックです。もはや變態防寒マニアの領域です(笑)。

とにかく非電熱でヌクヌク装備が欲しい人や私の樣な變態でなければ手を出す代物ではありません。逆に電熱装備のバッテリー壽命や故障が心配な人には費用對効果も見合ふかも知れません。消耗する事無く半永久的に使へますから(^^;

バイクで使ふなら足首部分からの風の浸入を防ぐ爲に口の廣いブーツとの組み合はせ推奨です。仕事用の靴は職場に置いといて履き替へるかバイクに積んで持ち運びませう。本革製半長安全靴邊りが使ひ易いです。但し、ワンピース部分とブーツ部分での保温性能が段違ひなので温度差により足の部分が寒いと感じるかもしれません。その場合は防寒ブーツにした方が良いでせう。

真冬の早朝にバイクで走ってもヌクヌク感じられるほど桁外れの防寒着なのですがバイクで使ふ場合には構造的な缺點があります。私の場合はスクーターなので腰掛けて運轉する姿勢になりますがお尻の部分は當然潰れます。ダウンの性質として潰れるとデッドエアーを保持できなくなるのでその部分の保温性能が失はれます。この點に關してはシンサレートの樣な人工素材の方が有利です。

そしてこのワンピースは極地でのトイレの必要性からお尻部分はジッパーで全開可能な構造になってるので、ジッパーの繼ぎ目から冷氣が浸入するのかお尻から太腿脇に掛けて保温性能が發揮されてない事に氣付きます。これが跨がる姿勢のバイクだと違って来るのかも知れませんが、その部分だけ温度差を感じるので氣になる人は對策が必要です。

又、私が乘ってるのはゾロ屋根付きのスクーターなので真正面からの風は全く受けません。從って、カウル無しのバイクでは風壓によるデッドエアー層の潰れや襟元とヘルメットの繼ぎ目部分からの隙間風等で使ひ心地が變はって来るかも知れません。

ST8000を凌駕する防寒性能は日本の冬では持て餘すレベルかも知れませんが變態防寒マニアの頂點を目指したい方は是非とも入手したい逸品です(^^;


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