GREP
GREPについて
某SNSブログでラノベ(ライトノベル)を書いてるぴこちゅさんからGREPが良く解らないと言はれたので(^^;
平たく言へば複數のファイルに跨がって特定の文字列を檢索する機能です。小説執筆を例にすれば、以前に書いた筋書きや場面を檢索して確認する事で整合性のある執筆を助けます。
ぴこちゅさんの作品を例に説明します。先づ同じディレクトリに各話のファイルが保存されてるとします。
サクラエディタで第一話を開いた所
檢索メニューから[Grep]を選擇します
GREPのメニューで檢索條件を指定します
ここでは登場人物の一人である「柏」と言ふキャラクター名を指定します。檢索する範圍は各話が保存された¥KAGUYAと言ふディレクトリを指定します。
檢索結果が別タブで開きます。
「柏」と言ふキーワードがあるファイルの所在とそのファイルの何行目にあるか、その行そのもの等の情報が一覧で表示されます。
これだけでも大體どんな場面だったかが書いてる本人なら思ひ出せると思ひます。
更に詳しく前後關係を確認したい場合にはタグジャンプ機能を使ひます。
GREP檢索結果の該當する行へカーソルを移動させ、タグジャンプのボタンを押す事により該當するファイルが開かれその行へジャンプします。
これにより以前執筆した内容を簡單に確認できます(^^)
小説に限らず論文でも何でもある程度以上の規模がある文章を書くなら實に便利な機能です。エディタに慣れてる人が文章書きにワープロを使はない理由の一つ(人によっては最大の理由)がここにあります。
最終的に裝飾を施したり印刷をするならワープロが必要ですが、執筆→校正を繰り返す段階ではワープロなんて使ってられません。ワープロはあくまで印刷等の最後の仕上げですね。
ぴこちゅさんの作品(第一話)はこちらです(^^)
(10/12/2678)