giantc2 2015/09/19 23:19:44 台湾について全く詳しくないので おかしなことを言ってしまうのかも しれませんが、 20年以上前、社員旅行で台湾に入った時 現地ガイドの台湾人中年女性は 「日本は私たちを利用してさんざん稼いだ」 と言う事を言われ困惑した事を覚えています。 まだ政治や社会に無関心だった元祖新人類 の私には結構印象に残りました。 台湾については比較的印象が良い私ですが かつての戦争以降こういう側面があったのかと 今でも時々考えてしまいます。 |
コメントへの返答 2015/09/20 01:23:35 台湾の事情は結構複雑なので… 住民だけ見ても漢民族系に本省人(日本統治以前からいる漢族系)と外省人(国民党と共に台湾に逃げて来た支那人)、本省人は福建系と客家系に分かれます。漢民族でない高砂族は共通言語が日本語と言うくらい種類が多いわけで(^^; その中で個々人の思想信条があるわけですから色々な事を言う人が当然いるわけです。 私が台湾人留学生達と話していた時ですが、ある一人に台湾語で話し掛けたら「?」と言う顔をされた事があります。どうも言葉が通じなかった様で他の台湾人に「何であいつは台湾語が通じないんだ?」と聞いたら「あいつは外省人だから」との事でした。自分は「中国」人だと思っているので台湾語を理解するつもりは無いらしいです。 因みに国民党治下の台湾では長い間公の場で台湾語を使う事は禁止されていました。学校で台湾語を使うと罰金を取られたとか。その為「戦後」世代の台湾人は台湾語を軽視する風潮もありました。最近では学校で教えるくらいに変わったそうですが。 台湾に付いて知りたいのでしたら『台湾 苦悶するその歴史』(王育徳・著)がお薦めです。各時代の概略がつかめます。特に日本時代と国民党時代は著者が現実に生きた時代なのでナマの声と言えるでしょう。これを読むと小林よしのりの『台湾論』がこれの焼き直しである事が解ります(笑)。多分これよりいい本が無いのでこれをベースに漫画を描いたんでしょう(^^; ついでですが『台日大辞典』と言う台湾語辞典としては最大級の辞典があります。編纂は台湾総督府で当時の台湾語研究がどれだけレベルが高かったか伺えるものです。これに対して朝鮮総督府の『朝鮮語辞典』は内容が物足りなさ過ぎる事で有名ですが(笑)。ただ朝鮮には民間が出した『朝鮮語辞典』(文世榮)がありますからね。説明も全部朝鮮語で書かれてるので日本人が使うには難しいのが難点でした(^^; |