CMOS電池の交換 CMOS電池の交換


IBM ThinkPad T23





T23のCMOS電池はリード線付きコネクターをコイン電池にスポット溶接した物なので通常は部品として丸ごと交換しなければなりません。


しかしわざわざ專用品を買ふのは面倒なので簡單に入手出來るコイン電池が使える樣に加工しました。專用品の中身はCR2032なので100均でも入手可能です。安上がり(笑)。

T23の場合ちょっと特殊で專用のホルダーに插入してから本體に取り付ける樣になってます。ホルダーがあると何が特殊なのかと言ふと、このホルダーが無ければコネクターを接續出來ない構造になってるからです。

標準状態の電池


ホルダーを外した所


ホルダーの先端にコネクターが引っ掛けてあります。これをホルダー全體で押しながら插入しないと本體側に接續出來ません。


本體側。バッテリー端子の奥にCMOS電池のコネクターがあります。


奥に白いコネクターがあるの見えますか? 奥まってゐる爲に手で直接押し込むのは無理です。何かで押し込んでもいいですが、今度は抜く時に斷線する恐れがあります。なのでホルダーに引っ掛けた状態でないとコネクターの接續は出來ないと言へます。


こんな感じでホルダーによってコネクターが押し込まれます。


そこで汎用コイン電池ホルダーとT23の專用ホルダーを併用する爲に加工が必要になります。汎用ホルダーはこちらを使用しました。


專用品から外したコネクターを汎用ホルダーにハンダ付けします。そのままではマイナス側の長さが足りなかったのでハンダで繼ぎ足して熱收縮チューブで保護しました。


專用ホルダー。このままでは汎用ホルダーが入りません。


汎用ホルダーの大きさに合はせて削ります。


左右にちょっと餘裕が無いので少し膨らんでますが本體へは問題無く插入出來ます。


本體に插入した所。


延長したリード線がちょっと長かったのでホルダーと筐體の間に挾まってしまひました。取り敢へず何かでつついてホルダーの下側へ押してやれば入ります。次に交換する時にでも調整するかな(^^;


Panasonic CF-M34



CF-M34もT23と同じ樣にコネクターと電池を溶接した專用品が使はれてます。標準ではこの樣にHDDカバーの上に配置されてます。


このコネクターを引き抜くだけで交換出來ます。


しかし、やはり專用品なのでこちらも汎用ホルダーで簡單に交換出來る樣に加工します。


分解してみるとCR2025が使はれてました。こちらも100均で入手可能ですね(^^)


取り外したコネクターと汎用ホルダーをハンダ付けします。


T23と違ひ特殊なホルダーが無いのでそのままコネクターを差し込めばいいのですが元の位置では物理的に厚みが足りません。そこで充分な空間のある増設RAM邊りの裏蓋に兩面テープで貼り付けました。電池のズレ防止と絶縁を兼ねてRAM側には紙のテープを貼りました。



注意點として裏蓋を外す時に電池が貼り付けてあるのを忘れない事、でしょうか(笑)。これで簡單にCMOS電池を交換出來る樣になりました(^^) 今回はT23と同時に作業したのでホルダーも同じ物、て事で電池もCR2032を使用しました。


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