通勤車復活 通勤車復活


通勤・買物用車輛であるSYMのRV125EFiがやっと復活した。今日引き取りに行って、帰りに買物その他であちこちに寄って来たが、屋根付きスクーターの便利さに改めて感動した。手軽で小回りが利き荷物を積めるのでバイクと四輪のいい所を足して2で割った様な存在なのだ。私はこれの稼働を前提に生活形態を組み立てているので使えなくなるとたまったものではない。それが実に二週間以上使えなかったのだ(T T)

整備に出したバイク屋の近くにジムニー博多があるので寄って整備の件でちょっと話をして来た。年明けにジムニーを整備に出す予定なのだ。店の人に「こんなのにも乗ってるんですか?」と言われた(笑)。ええ、まぁ、これが一番便利ですから(^^;


用件を済ませた後は取り敢えず酒屋に寄って酒を買う。こんな場所四輪じゃ買いに来れませんわな。

買ったのはこんなの。店の人に「お歳暮ですか?」と訊かれ「自宅用です」と答えると羨ましそうな答えが返って来た。まぁ…ねぇ…私はあまり飲まないのでこんなの買っても普段から飲む人よりは安くあがりますから(^^;


バイク用品店にも行ってパーツも調達してくる。


見ていると色々と欲しくなるので目の毒だ(笑)。と思いつつ冬用のアンダーに光電子欲しいなぁ…(^^;

さて、故障の原因だがバルブクリアランスであった。SYM車は概ね20,000km程で調整が必要になると言われている。タペット音をカタカタいわせながらも平気で走る日本車は大したものだと改めて実感する(笑)。

当初、自分で整備する時間が無いので近くのSYM取扱店に持ち込んだのだが遠回しに断られた。原因の特定が面倒なのであろう(一応、タペットが原因の一つとは言ったんですけどね)。仕方ないので先ず工具を調達しタペット調整(ネットで発注したのでこれに数日掛かった。なぜ店頭にあるのはモンキー用ばっかりなのだ?)。ネジが駄目になっていたので規定値に合わせてもズレてしまい始動出来なかった。て事で部品を発注。更に数日掛かり部品が届いたが直ぐには時間が取れないので次の休みまで待って部品交換及びタペット調整。単気筒のくせにバルブ4つも付けやがって(笑)。Mk.IIは2バルブなのに。

シックネスゲージで測りながらクリアランスを調整し一応エンジン始動可能な状態まで持って行った。が、吹けが悪くトルクが出ない。調整が足りないのか電子制御に問題があるのか判断できないので診断機を持つSYMのE店に連絡し持ち込む事に。トルクが出ないのを何とか騙し騙し走っていたらバイク屋まで半分くらいの距離の所で突然調子が良くなった。回転も普通に上がるしトルクも出ている。エンジンが暖まった事でクリアランスが適正値になったのだろうか?判断出来ないのでそのままバイク屋まで行き診断して貰う事にした。

で、その修理が完了し引き取ってきたのが今日である。診断機の結果は異常無しとの事であった。バルブクリアランスは私が調整した値で問題無いとの事。バイク屋まで走る間にアタリが出たのであろうか?バイク屋の方も不思議そうであったがSYMは意味不明の故障が多い為、最近は尻すぼみになっているとの事。数年前は結構流行ってたんだがなぁ…。

私の場合、特にSYMが好きと言うわけではなくゾロ屋根を付けて通勤や買物に使い勝手の良い車輛がたまたまRV125だっただけなのであるがメーカーの人気が無くなり日本市場から撤退されるのは困る。SYMは外車と雖も部品調達が楽なのだ。いや、日本メーカーで自分の用途に合う車種があればそちらでもいいのだが無いんだよなぁ、これが。ホンダPCXはゾロ屋根があるが自分の用途には合わない。もっと頑張れSYM。何ならヤマハに弟子入りして技術を教えて貰ってはどうか?ホンダなんぞと違ってヤマハの技術はハンパないぞ(^^)

最近は何でも電子制御にしてしまっているがユーザ側からしてみれば迷惑な話である。専用の診断機器が無ければ修理・整備が出来ないのだ。これは外車だからと言うわけではなく国産と雖もメーカーがサポートを打ち切れば同じ事だ。生産から30年以上経っても元気に走っている私のMk.IIの様に使い続ける事が出来なくなってしまうのだ。どうもコンピュータ時代になってからコンピュータ業界のやり口が踏襲されてる気がする。PC用OSで新しい商品に移行させる為にサポートを打ち切るあのM$社のやり口である。

メーカーにしてみれば新しい商品を売り続けたいのだろうが次から次へと新商品を出し続ける事が本当にいい事なのだろうか?ユーザは同じ車輛に乗り続け、メーカーは保守部品を売り続けると言う形態もあっていいのではないか?私のMk.IIは車体購入額以上の金額を注ぎ込んで現在のコンディションに至っている。別に新車を買わなくても、いや、新車を買う以上に社会への経済的な貢献はしているのだ。バイクの事を知らない人にはピンと来ないだろうがZ1000Mk.IIの市場相場やアフターパーツ市場を調べてみればいい。現在の経済指標の見方は新車の販売だけに着目している様だが、そんな新車メーカーだけに利益がある視点を改めても良いのではないかと思う。

(12/12/2675)