OEDの文字化け？


EPWING化したOEDで文字化けと思はれる現象を見つけました。

超漢字統合辭書の畫面


こちらはEPWING化してない元のOEDの畫面。


見ての通りEPWING化版では發音記號の所がヘブライ語みたいになってます(^^;

辭書のHONMONデータは同じですから當然ですがWindows環境でも同じ樣に文字化けしてます。

OASYS CDView


Japanist 2003のメディアパネル


ここではincestuous（笑）と言ふ單語を例に擧げてますが、look, kinder等の基本的な語でも文字化けしてます。

EPWING化作業を行なったのがWindows XP環境であり、そのXP環境で文字化けが起きてると言ふ事はBTRON環境固有の問題ではなくバグではないかと思ひます。EPWING化してない元のOEDではXP環境で正常に表示されてるわけですから。

外字處理の問題？


■追記■

EPWING化したOEDの文字化けに關して作者氏に問ひ合はせをしてみた所、文字化けの原因は外字をUnicodeに變換して表示する仕組みをEBWinの機能に依存してゐる事によるとの返答を頂きました。つまりEBWinでなければWindows用のEPWINGソフトでも文字化けを起こすと言ふ事です。

とすればEBWinが使へないBTRON環境では當然その處理がされない事になります。そこでXP環境でEBWinを導入すれば解決されるのかを確認してみました。

私の環境(XP SP3 32bit)にEBWinを導入してみたのですが、EBWin4.7.8ではインストールは可能なものの、(null)は有效なWin32アプリケーションではないとのエラーが出て起動しませんでした。そこでバージョンを落として4.5.5.0をインストール。

こちらはXPで問題無く起動するので文字化けを起こす單語(incestuous)を檢索した所、他のWindows用EPWINGツールと同じく文字化けが發生しました。外字をUnicodeに變換する處理は4.5.5.0でも實裝されてるんですがナゼ？



4.7.8がXPで起動しない原因を探ってみた所、EBWinの動作に必要とされるVisual StudioとVisual C++に原因がある樣です。平たく言へば古いバージョンのWindowsをチェックして蹴るわけですな。こんな所にまで新しいOSに買ひ換へさせる爲のM$の陰謀が……。

世の中にはかうしたM$の陰謀を廻避すべく何らかの對策を用意して下さってる方々が存在します。今囘はChange-SubsystemVersionを使ってEBWin側の對應OSをXP(5.01)に書き換へてみました。

ところが今度は.NET4.5が必要とのエラーが出て起動しませんでした。ならば4.5の.NETをインストールすれば解決する筈なのですが.NET4.5はXPではインストールできなくなってます。

これを廻避する方法はあるのかと一部の人には有名な、恐らく日本でトップレベルのハッカーさんである黒翼猫師の所を調べてみると一筋繩では行かない模様。

無理やりインストールしても更に深い所に問題がある樣で……。

M$の圍ひ込み戰略恐るべし。あらゆる手段を使って新しいWindowsに買ひ換へざるを得ない状況を整へてます。

そもそも.NETって上位互換すらきちんとしてないんですよねぇ。.NET4.0をインストールしてある環境でnLiteが起動しないので原因を調べてたら2.0をインストールしたら解決したなんて事もありました。これだからM$が提供する環境は……


應援バナー(^^;