HP200LX
HP200LX


 言はずと知れた名機です。全盛期の頃は特に必要性を感じなかったので入手には至りませんでしたが、Windows Vistaがコケ次期OSも期待薄になったご時世になって漸く入手しました。
 今更必要性が出て來た理由は電子テキスト化された書籍が一般に普及した爲です。私は電子書籍用の携帶端末としてはBTRON搭載のBrainPad TiPOを使ってます。しかしBTRONは全ての文字を2バイトで處理する爲に英文テキストはサイズが倍になり處理が遲くなって了ひます。なので英文テキスト閲覧にはOASYS POCKET 3やFMR-CARDを使ってゐたのですが、これらのマシンは記憶媒體がSRAMカードしか使へないので容量が足りません。そこで容量の大きなATAカードが使へる200LXを英文テキスト閲覧用として使ってみる事にしました。容量の他にVZエディターが使へる事も大きな理由です。


200LXの日本語環境設定

 200LXは英文テキストの閲覧用として入手したので日本語入力は不可缺ではないのですが、出來る事が出來ないと言ふのはやはり氣持ち良いものではありません。そこで、富士通製のDOS/V用日本語入力プログラムOAK/V 1.1をインストールしてみました。
 200LXにはFDDが無いのでFDの内容全部をCFに複寫しそこからインストールプログラムを實行させてみました。しかしOAK/VはFDからしかインストール出來ない仕組みになってゐるらしく續行出來ませんでした。仕方ないのでCFにディレクトリOAKを作りOAK/Vの各データをそこに複寫、手動でconfig.sysを書き變へました。

DEVICE=A:\JKIT\LXKKC.SYS
DEVICE=A:\OAK\FJFPV.SYS
DEVICE=A:\OAK\FJIAE.SYS
DEVICE=A:\OAK\FJOAK.SYS /D=A:\OAK\OASYS.DIC
DEVICE=A:\OAK\FJDATE.SYS

 KKCFUNC.SYSの代はりにLXKKC.SYSでも良い樣なのでこちらを組み込みます。しかし、DOSの起動時に擴張メモリードライバーが組み込まれてゐない旨のエラーが出ます。LPKKC.SYSも試してみましたが結果は同じでした。EMSINST.EXEは既に實行濟みですしLXEMM.EXEもconfig.sysに記述してあるのですが…

 面倒なので動作確認が取れてゐるDOS/V版のATOK8を入れてみます。これも一旦FDからインストールしないと使へません。ところが、ここでも問題發生。FDに問題があるらしくインストールが續行出來ません。ディスクが古くなってるからなぁ(^^;。幸ひシステムファイルは複寫出來るので作業用の母艦に退避させます。問題は辭書ファイル。これは特殊形式で壓縮されてゐる爲、一度インストールしないと復元出來ません。

 さう言へば98互換機にもATOK8が入れてあったよなぁ。辭書データは共通の筈だからこれを持って來れば…。
 と言ふ事で過去の遺物を發掘するとEPSON製PC-486NAVの中にありました。問題は3MB近いデータを如何にして取り出すか。FDの容量は1.2MBなので當然ながら容量が足りません。そこで分割ツールを使ふ事に。この邊の經過には紆余曲折があるのですが、何とか無事に辭書データを取り出しLXのCFへ移動出來ました。

 ここまで來れば後は設定あるのみ。config.sysにATOK用の設定を書き足します。

DEVICE=A:\ATOK8\ATOK8a.SYS /UCF=A:\ATOK8\ATOK8.ucf /D=A:\ATOK8\ATOK8.DIC
DEVICE=A:\ATOK8\ATOK8b.SYS
DEVICE=A:\ATOK8\ATOK8ex.SYS

ATOK8の場合LXKKC.SYSは不要な樣です。

 config.sysを編集し再起動すると無事にFEPが組み込まれました。キーアサインを設定してATOKを起動させると日本語入力・變換が可能になります。
 しかし……LXのあの小さいキーボードは親指シフターの私にはとても使へる代物ではありません。せめてJIS配列の刻印があればかな入力が出來るのですが、米國製のLXにそれを期待するのは無理です。私はローマ字入力が嫌ひなので、LXで日本語を入力する事は先づ無いでせう。まぁ、元々が英文テキスト閲覧用として導入した譯だし(^^;

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